1998-09-01から1ヶ月間の記事一覧

地方だねぇ〜

ここに住んでいてイヤな事困ることの一つが、本が発売日に入荷されない事だろう。インターネットの中では都市圏の情報も海外の情報も同じレヴェルで俺の耳に届くのに、フライングゲットの噂がそこかしこからチラホラと聞かれるのに、やっぱり手に入らない。…

村上春樹『界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』(上)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1988/10メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 336回この商品を含むブログ (558件) を見るヴェランダの下から虫の声が聴こえる……。時折汽車の走行…

自然と人工

「自然」ってものを定義することは出来ないのかもしれないな。結局の所、人間がいてこそ「人工」と言う言葉が存在しえるんだしそれに対する言葉として「自然」というものがあるんだろうから。人間なんて居なかったら、自然は己が事を「自然」なんて称さない…

天樹征丸『雷祭殺人事件』

金田一少年の事件簿―雷祭殺人事件 マガジン・ノベルス作者: 天樹征丸,さとうふみや出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/06メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る「雷祭殺人事件」 前後の装飾が余計な気がするし…

言葉の凶器

一般常識って言葉で括るのは好きじゃない。知ってる事は素的な事だけど、知らない事が変わった事だとは俺は思わない。一般って常識って人によってこのラインは違うものだから。自分が当たり前と思っていることも相手にとっては当たり前じゃぁ無いんだし、逆…

短い1日

短い一日だった。明け方久しぶりにチャットをはじめたらIRCに懐かしい名前を発見ついつい話しこんでしまい、気が付くとテレホタイム終了間際まで話しこんでいた。あれこれ用事片付けて眠くなったので床に着くと何時の間にか夜……9月最後の日曜日は太陽を見ず…

公と私と

インターネットは公的か私的か……一対一でやり取りするメールは完全に私的なのかもしれなし、でもウェブ技術は……例えばURLを一部の人にしか公開していないページは私的なのか? こんな私的な雑文をこういうふうに公開した場合は公的なものになるのか? インタ…

言葉

自分が良かれと思って、したいと思ってしている事を相手に悪く言われる。いたたまれない時間。言葉をつむぐ難しさを再認識させられ、そしてもっと素的な言葉が使えるようになりたいと思う。考えている事の感じている事が言葉じゃないのだから、その凡てを言…

評価

自分が評価され採点される瞬間予想してなかった様な好評価でふと嬉しくなり、頑張った自分をちょっとだけ誉めてあげたくなる。ハッキリ言って不安だった、とってもとっても不安だった。口では気にしていないとは言っていたけどやっぱり自分なりに身を削って…

読書戯言

前までオフラインで書いていた「読書戯言」を少しずつオンライン化していく昔の自分と出会う時間。自分が書いた文章なのに、驚かされたり苦笑させられたりの連続で中々楽しい作業だったりする。日々こうやって文章を綴って行く事にも、そんな効果があるんだ…

ネタ

こんな事書きつづけているといつの日かネタ無くなるんだろうなぁと思う今日この頃でも、今日は昨日のカット&ペーストじゃぁ無いと思うし明日もそうだよね。そう考えないと、こんな日々の出来事が少ないエッセィ調の情景文なんてやってられないだろうな。昨…

人は人

俺は俺、自分は自分。俺が良く好んで用いる言葉の一つ。でもその俺っていったい何? 考える事は良くある。実際このハンドルで生活しているインターネットの世界でも、本名で生活している世界でも、別にミステリィなんかでお馴染みな一人二役をやってるわけじ…

八方美人??

俺は八方美人なんだろうか? 相手に好かれよう好かれようと努力してないか? こういうことの境界線は人それぞれなので、そうかどうかがハッキリ言えないのが辛いところかもしれない。だが、相手に好かれる事という大切な事の為に自分を一々変化させるように…

買物

B´z The Best Treasureアーティスト: B’z,稲葉浩志出版社/メーカー: Rooms Records発売日: 1998/09/20メディア: CD クリック: 32回この商品を含むブログ (101件) を見るB’z The Best“Pleasure”アーティスト: B’z,稲葉浩志,松本孝弘,明石昌夫,徳永暁人,池田大…

栗本薫『グイン・サーガ』外伝(15)

ホータン最後の戦い―グイン・サーガ外伝(15) (ハヤカワ文庫JA)作者: 栗本薫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1998/09/01メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (11件) を見る黄昏の国の戦士シリーズここに完結! マリウスに続いてシルヴィアも…

心震える

人が書いた文章に心振るわされる。プロではない人がその時の心の在り様を綴っただけなのに、何処か響いてくるものがある。別にその人は、意識して書いているわけじゃ無いんだろうし単なる心の趣くままにキィを走らせた文章の様に思う、それが直接俺に響いて…

赤江瀑『遠臣たちの翼』

遠臣たちの翼 (中公文庫)作者: 赤江瀑出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1989/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る「元清五衰」いつもの妖しい読後感が少ないように想った。同じ物ばかり求めても作者に悪いのかもしれないが……俺はこの作品…

探し物

探していたものが、ふと思いがけないところから見つかる。もはや無いものとして諦めていた物が、ホント今まで見ていたときは何で気がつかなかったんだ? という所から発見される。それ程大切なものではなかったので真剣に探さなかったのだろうか? と自分の…

1日

俺にとっての一日って一体何処から何処までなんだろう? ……オンラインでこの文章を綴るようになってそろそろ一週間。この間この文章は大体一般に言われる一日の境目に書いている、毎日更新が目標のこの文章、いわゆる日記みたいなものだから、書いているのが…

出逢い

出会いのパターンには色々あるんだなぁ……と思う。インターネットで知り合って、結婚まで結びついたと言う話はネットサーフィンしれば大概何処かに転がっているし、一年以上ネット環境にあると、知っている人同士がそう言う話になるのも珍しい話ではない。が…

手紙

ネットフレンドから手紙をもらう。電子の手紙でなく切手とスタンプがちゃんと在る紙の手紙を。ちもろん初めての事じゃないのだが、いつも手紙で文通している友達と違って、メールで文通している友達が、その人の文字でメールアドレスではなく住所を書いて俺…

布団

太陽の光をたっぷり浴びた布団で眠るのは、ホント気持ちがいい。ただ布団をヴェランダに持って行くという、単純な行為だけで得られる簡単なものなのだが、気分だけはもう最高! めっちゃ嬉しぃぃ。まだまだ夏の日を忘れていない昼間の太陽、その日光を、から…

読書

文章コーナ「読書戯言」今年の春頃から一作のストーリィを読む度に、一言づつ記録してきたもののオンライン版。俺はあそこで、評論や批評を書いていくつもりは無いし、逆にあれが本を読んだ感想だとも思わない。ただ、読んでその時の自分が感じた事をそれな…

メフィスト

前号はネットで知り合った大阪に住む友人に書籍小包で送ってもらった雑誌、小説現代増刊「メフィスト」。発売日数日後に市内の本屋を駆けずり回ったのに見つからず、この地方には入荷しないのかとまで思っていた雑誌。俺が買っている雑誌の中では最も発行部…

スタートです

オフラインでは付けていた俺の日記を、この度ネットにアップしていく事にした。以前までの俺なら、私的な戯言の羅列に過ぎない自分の為の日記をアップする事に異常な抵抗を感じていただろう。もちろん、今の俺でもその抵抗感は変わらない。ただ、もしかした…

赤江瀑『花酔い』

花酔い (角川文庫)作者: 赤江瀑出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1986/12メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見るあまりにも、「らしい」話、妖しさオドロオドロしさ内面の漆黒、それを京都弁の会話を中心にしてストーリィを転回していく。死体の…

麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』

夏と冬の奏鳴曲(ソナタ) (講談社文庫)作者: 麻耶雄嵩出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/08メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 170回この商品を含むブログ (97件) を見るアイディンティティ、自己同一性。この言葉の持つ意味の奥深さを感じた。どんどんと…