アイソパラメトリック

森博嗣の「アイソパラメトリック」を再度予約に行った今日。

ホームページに載ったときから気になっていたフォトエッセィ。今まで絵葉書の一枚絵から連想するショートスケッチをその葉書の絵の縁に添えた事はあったけど、ここは、写真も文も本人の手によるもの。もともと興味があったディジカメへの興味が更に深くなった一節だった。今まで言葉だけで切り取っていた私の世界へ映像的な広がりを見せてくれた。そこに漂う本質を自分の物にして、自分がやったら何が得られるのかへ挑戦してみたいって思い始めたのも、あそこを観たときから。

それらがまとまった「アイソパラメトリック」が11月の末頃に発行される。東京発売日に本屋に行って、発行部数が少ない雑誌の取り置きを頼んだ事は今まで何度かあったが、発行これだけ前の本を予約してまで手に入れたいって思ったのは、はじめて。ホームページで発売が発表になって、講談社のホームページで予約が可能になったときから、近所の本屋に行き。予約をしてきた。そして昨日手に入れた森博嗣講談社NOVELSの新刊「六人の超音波科学者-SixSupersonicScientist-」の中に専用の予約用紙が挟まれている事に気が付き。今日そこに自分の名前等を記入して、以前予約した本屋に持っていった。「この紙が無くても予約はできますよ」とは言ってくれたけど、何となく、より最適な形で予約をしておきたかった。よくある本ならば、待っていれば再販もされるし、しばらく待てば版型を改めて文庫になるのだろうが。今回のそれは予約しなければ入手困難とまで言われているからね。

この地を引っ越す時に、手元にあるNOVELSや将来文庫化が明確に決定している本は売って行くのだろうが、この手の買い逃すと入手困難な本は手元に置いておくつもり。

一編の文章が、自らに大きな影響を与える事がある。その人の世界に心の底から魅せられる事がある。世界に触れた事で自分の中に展開される世界がたまらなく好き。