少しずつ

少しずつ昔の一口読書感想文をアップしている。

まだ誰かに公開するとは考えていず、手元のルーズリーフに読んだその時の感情を書き留めていた文章達。1つ1つの文章に長短があり、今よりも書くことに慣れていない頃。この日記コンテンツをはじめた頃よりも、およそ半ばかり前から書きはじめている。

あの頃に読んだ本達。今もふっと思い出すような、本達。

沢山ある趣味の中ではもっともメジャで、最も歴史の長い趣味。そろそろ本を読みはじめて20強。本を読んで気になったことに挑戦するって事ではじまる趣味が多く、そういう意味では本を読むって事は、私の中では最も根本にある趣味なのだろう。

今まで、何作読んだかなぁ……。その読みはじめた最初の頃から記録を取っておけば良かったなぁと思いながら、あの日からは無理だけど、今から付けようって事で書き始めたのがあの日。読み終えたその瞬間に、最後の一文を読んだ時に背筋を過ぎるものを捕まえたいと書き始めた。

でも、今の頭半分位の記録を残してない。いつの頃からか、逆転が起き始めたからなのかな、読んだその瞬間を書くのが、書くために読むになったような感覚に。しばらく書くことを置いて、心で読むことにしてみようと。日記もしばらく中断していた頃がある。それも似たような感覚からだったのだろうな。中断していた頃は読書量は減っていたのだけど、何作か作品を読み、いくらかの本を買っていた。その頃の記憶は頭の中だけに、残っている。いつかその頃を思い出したく思い、ハッキリとは覚えてない事に気が付くかも知れないけど。その内容ではなく、その時に感じた事は消えない。文章で残すのは、その気持ちをより深めるための手助け。

書き始めた時の気持ち、中断しようと思った時の気持ち、しばらく中断していた時の気持ち、そして再開した時の気持ち。すべての心を大切にして、これからも、文章を書いていきたい。言葉でつかまえてみたい。