- 作者: 三好達治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1951/02/13
- メディア: 文庫
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三好達治を読んだのはもしかしたら初めてかもしれません。梶井基次郎からの流れと森博嗣からの流れがぶつかったところに三好達治がいました。何か優しい世界を感じます。時々愛しいくらいに淋しくなる一編やどこまでも遠くが見えたような一編もありますが、世界はここから始まるようで、こんな描き方もあるんだなぁって思ったり。
この優しさはどこから感じるのかなぁ〜。行から行や連から連への飛翔や、比喩の味わい、旧仮名遣いも自然に響いてきています。素的な作品を読むと自分でも書いてみたくなります。