森博嗣『ウェブ日記レプリカの使途』

ウェブ日記レプリカの使途 (I say essay everyday)

ウェブ日記レプリカの使途 (I say essay everyday)

WWWで公開されていたころから全て読んでいました。もちろん公認ファンクラブにも入ってますので、現在もWWWで読むことができます。私は内容や本質自体には触れられる環境にあります。それなのに、本という媒体で持っていたいという欲求はどこからくるのでしょうか? 
素直に、分かりません。でも考えることもまた楽しいんですよね。答えが欲しくて考えてはいませんし、四六時中こんなことを考えてもいません。もっと奥深い所が理屈ではなくて求めるのかもしれませんし、単に移動中にも読めて検索はできないけどアクセスが早いからかもしれませんし、イラストやマンガが好きだからかもしれません。
そんなことよりも読了して面白かったって思えることが幸せなんです。時系列なんでエッセィのテーマは統一されていません。でも発想ってそうなんでしょうね、生まれてきたものに一貫性を与えるのは発想後の作業です。作者が作品になるのか、作者が作った作品なのか、思考を通して垣間見えるものを私もこれから考え続けていきます。