雪の降りは落ち着いた?

雪の降りは大分落ち着いたのだろうか、昼間は太陽が出ていたから。週間予報ではもうしばらく雪だるまのマークが続いていたので、もう少し警戒が必要なのだろうが。雪が木の上に積もる、樹氷って程でもないけど、これだけの雪があの細い枝に乗ることが不思議なくらいの量が乗り、新しい形を生み出す。上を見上げるのも面白いけど、それが描く影絵もその周りの日向もまたこの季節だけのもの。冬も雪も嫌いだけど、どんな時にだって観るものはある。こうして雪が積もると、全く道が見えなくなる。普段の歩道から30cm近い位置まで雪が積もっているのだから。誰も踏み入れていない新雪。最初にそこへ足を踏み入れる人からはじまって、時間を経るにつれ色々な人がその人の足跡の後を付いていく。少しずつ雪が踏み固められていき、周りとは全く違った高さの雪になる。こうして今まで無かった所に道ができはじめる、こうして道ができていくと少しずつ歩きやすくなる。最初は開拓しなくてはいけない、その後は踏み外さないように滑らないように歩めばよい。最初の人にしか味わえない開拓する喜びもある、先人が誰も歩いたことのない世界に自分が自分で跡をつけていく喜び、柔らなかな新雪を相手にしてもかなりの困難を極めるのだろう。自らの足ではなく機械で道を造る。自分が扱える道具を最大限に利用して、目的とした作業を行う、使えない人は使える道具を準備する、使えない道具の使い方を覚える、使い方を知っている人にお願いする。自分のために、そして後ろに続く人のために道を造る。