道具を選ぶ

去年の今頃、生まれて初めて万年筆を買いました。好きな人の間ではとても有名な大井町のフルハルタで。買ったのは、ペリカンのM800、それを3BをもとにBに研ぎだしてもらったのを使っています。ノートの罫線に収まるのが欲しくて、ペン先の太さが決まって手の大きさや感覚からペンが決まりました。それから10ヶ月強、そろそろインクボトルを2本目を使い切ろうかと言うところまで書き込んできました。最初に聞いた通りホント成長するペンですね。最初書いたのと、最近書いているのとは全く違います。今のペンは今のペンとしてとても気に入っているのですが、いつのまにかノートの罫線が気にならなくなて、方眼ノートにイラストを書くことも増えてきて、より滑らかなペンが欲しくなって来ていました。買うときに、書いていると多くの場合そうなるものだと話に聞いてはいたのですが、自分自身がそうなるとは思っていませんでした。最初はペンの種類の多い店で買おうかとかブランドショップで買おうかとも考えたのですが、最初のあの感動。何よりもじっくり座ってのんびり書ける空間が欲しくなって、さらに極めつけはホームページで国産舶来を通して最もお勧めって言葉に反応して、そのPILOTのペンを見にいってきました。昼過ぎにいったのですが、延々と話をしつつ。間に受け取りにきた人や丁度一年前の私よろしく生涯初万年筆を買う人などがやってきてのんびり一緒に書いていました。結局かったのはPILOTのものではなく、さらにペン先が太く柔らかく、書いた感じがとても滑らかなM1000を選びました。初めて訪ねた日に最初書かせてもらったあの感覚を今も手が体が覚えていたんですね.800と新しい1000、2つの素的な道具とともに成長していきます。