理由はない

時間が作れない理由を忙しいの一言で片付けたくは無い。これだけの暮れ押し迫った時期に襲って来る、年内に片付けて置かなければいけない事達。帰省のあれこれと重なると、年内の〆切が更に前倒しされていく。いつもギリギリのスケジュールの上を綱渡り感覚で進んでいく、ある程度の遊びは残しているので、ちょっとやそっとの変更で切れるようなものではないけど、やっぱり大きくバランスを崩すと、安全ネットに身を任せるのかもしれない。まだショーははじまっていないので、練習中には何度落ちても構わない。今の打ちに落ちておく事が上手な落ち方を学び、素早い復活方法を学ぶ事に継るだろう。だけど、難点は練習時間が限られていると言う事。他の事にも時間を使わないとい、これだけやっていれば大丈夫と言う分けでもないし。根を詰めすぎても疲労が溜って動けなくなるのがオチ。ゴールラインは全員違っている。まぁ目的としているものが全員違っているのだから当り前なのかもしれない。ただ一つの場所に集まった一団は一つのショーを成功させると言う目的を持っていると同時に、その先を見ていると言うこと。そこが少しずつ違う。この場で一流の芸人を目指す人、自分の修練の場を他の場所にも求める人、分野を改めて最挑戦する人、観客を目指す人。順番が大切。見ている人を意識する事も大切。盛り上げていく技術も大切。自分がここまで練習したんだと言う自信を持つことも大切。華やかな所だけ取り付くって、メイクしてクラウンの力を借りて、でも結局残るのは身を支えてくれる一つのもの。これが得意と言い切れる事。幕はまだ上がっていない、いや上がりっぱなしなのかもしれない。暗展の繰り返しによる一幕。展開がうまくいかないと白けてしまう。目に見えないからこそ練習を重ねなければいけないこと。舞台裏は覗かれない。覗きたいと思って、こっそりと覗いた舞台裏はすでに舞台になってしまっている。舞台裏は覗くものではなくて、属するもの。自分が演ずる側にまわって感じるもの。テーマは刻々と変わっていく。コミックではじまったものがいきなりシリアスに流れていく事も良くある話。派手めの無いテーマが奥に潜んでいるのも良くある話。リハーサルと本番も違わない、違えない。アクシデントは起こる。それに対処する。