降っている雪は既にもうこの冬見ていたが、積もっている雪はこの冬はじめての事。雪が降っている中を傘もささずに、手袋とコートだけで歩いていく。時々吹きすさぶ風が体温を奪っていくけど、今年はじめて袖を通すコートはそれらからも俺を守ってくれる。上を見上げると黒を背景として落ちて来る真っ白な雪が何とも言えない幻想的な気持ちを浮かばせてくれる。どこから降って来るのか? 刹那自分の位置すらおぼろげになってくる。いままであった世界を大きく変える。様々な統一性の無いデコレーションが施された町が、一つの意志によって白一色に統合される。まだまだそう言う世界は一ヵ月くらい先だろうけど、それを予感させる日。もしも雪の色が白じゃなかったらばどうなっていただろうか? 青と赤の雪が降って紫になる世界を描いたSFがあった。そこは月も赤と青が昇って、夜中も紫だった。あの世界ではとても美しく描かれていたけど、でも、白だからいいのかもしれないな、雪って。何にも無い色だけど、光から見れば全てを持つ色。HTMLのタグでは全ての最大出力を表す。スペクトルをとっても面白い。そんな技術的な事よりも、何か響くものはある。これからどんどんと寒い日がやってくる。一年で一番太陽に会う時間が短い日ももうすぐだ。冬があるからこそ、暖かい春が待ち遠しく思える。冬の寒さの中でないと楽しめない事だってある。冬はつとめてと言った人がいた。春夏秋冬どれもそれなりって言う人もいた。やらなければいけない事はやらなければいけない。ちょっとだけ気分転換を続ける週末。並行してやっている事もある。短文と改行の繰り返し。発言の応酬。ゲーム関係はかなり強いはず。ブランクはかなりあるけどね。