電話嫌い

基本的には電話嫌い。今までここのコーナに、電話って嫌いって書いた事もあったし、電話が好きって書いたことも何度かあったはず。そして、やっぱり本質的な所は電話嫌いなんだと思う。まず自分からかけない、用が無ければかけない。用があってかけて話が長引くっって事もあるけど、その時の自分にとってその用事が大切だと思わなければかけない。かかって来るのもどんどんと少なくなっている。部屋も変えたし、携帯電話も持ちはじめたから。この程度が俺にとっては丁度良い。ただ、今日は違った。何年ぶりだろうか? ハッキリとした用が無いのに、電話をかけたのなんて。彼これ4年になるだろうか? 覚えていないけど、これくらい珍しく俺から電話をかけたいと思った、何でも無い事を喋りたいと思った。やっぱり電話は嫌いだけど、今日を楽しいと思えたら、少しだけ好きになれそうな気がする。用が無いのに、頻繁にかけるのはまずいだろうけど、今まで程、理由をあれこれ作ってやろうとは思わないかもしれない。素直にただ素直に、その時の気持ちを大切にしたいと思えたのが嬉しい。何があるわけではないけど、自分の中では限りなく大切なこと。少しだけまた変われた気がする。あのまま眠りにつくよりも、ずっとずっと良い夢が見られそう。夢のような時間の続きをそこで体験出来るかも知れない。これから先も絶対に緊張感が無くなることは考えられない。それでも良い。かかってくるのを待つのは、少しかけて欲しくない気持ちもある気はする。こっちからもかけたい、向こうからもかけてきて欲しい。それだけのこと。想われるよりも、想っていたい。もちろん、想い想われているのが最高なんだけどね。信じられる喜び、単純な所。今はそれだけ。