電話嫌い

電話は嫌い、だけど話すことは好き。電話嫌いが先にくるので、自分から電話をかけることは滅多にない、連絡する時、人を呼ぶ時、くらいだろうか……そんなことがなくても、話すことが先に立つ時にはかける。話たい気持ちが先にくるときは、かける。なかなか無い時間だし、自分からかけたいって思ったのはいつ以来だろうか、かけなければいけないって気持ちでかけたことはあったなぁと思い出した、ふと。そんなだから、不意にかかってきた電話がとても嬉しかった、得に今日のような日には、昨日のような日の次の日には。何を話したわけでもなく、ただ言葉を交わせることが嬉しい瞬間ってある。昨日はそれを求めて珍しく人を呼ぼうと電話したから、全く私的理由で、相手方の都合が付かずに実現しなかったし、タイミングがずれたから次にする時はいつになるか分からないけど、だからこそ、今夜のこのタイミングで入った一本の電話がどれだけ俺の心を救ってくれたことか。昨日の話は昨日の時点ではできなかったあいてだけど、自分の完全に欲望の話だからできなかったんだけど、そんな話までしても良いかなって雰囲気に自分の中がなっているのが、嬉しいような恐いような。電話をしない俺は週末全く誰とも話さずに過ごすってことが多々ある。じっと部屋の中にいるのは好きだけど、時間が追い詰めることもある。明日のこともつめなければいけない、でも詰め手も詰め手も自分の中に構築されたらそれ以上つめることもね、表現方法を変えて目先を変えてそんなのも面白いけど。時間がかかる仕事、完璧ができない世界だからこそ、大切にしたいものがある。