気持ちかな

伝えたいとか、付き合いたいと言う気持ちよりも先に。言葉を交わせる時間が嬉しい、空気を共有できるのが嬉しい、常にどこか心の一部分を占めている。そして見送ったその瞬間からまた会いたいと思う相手。自分の意識よりも大切な部分を、自分ではない人の存在が占め始めた幸せ。初めての時間を過ごすことを想い続けた、一日。人を待つことの辛さと楽しさを久しぶりに思い出させてくれた今日。何をする気にもなれない、する気が無くても、すれば一緒だけど、だけど何もせず。ただ想うことで一日過ごす。滅多にこういうことが無いだけに、とっても辛く自分で支えきれない熱いものが痛い、この痛みがまだ自分の中に残っていた自分。伝えられるのはいつになるんだろうか? それとも、直接伝えることは無く過ぎていくのだろうか? 一緒に居る楽しさ、言葉を交わす楽しさ、付き合う楽しさ。全く別なんだよね、俺の中で。ただ、これら全ては自分の意志で選ぶことはできるのだけど、好きになる相手だけは選べない。同じようなことを以前書いたような記憶があるけど、やっぱり今回もそう思った。一つ一つの言葉が状況が伝えない事を選ばせた今日。まぁこうして書いている自体言い訳でしかないのだけど。事実だけ見据えれば、今日の俺は伝えないことを選んだ。選べない自分の気持ちが選ぶ行動。伝えずにここに書いている俺の心境はいったいどこにあるのだろうか。ただ、忘れたくない、今日のこの微妙な心の動きを。想う辛さを思い出させたくれた今日一日を。そんなことを想い、夢をみる。