運命

タタタタ〜ン♪運命はこうして扉を叩く。ラジオをB.G.M.代わりに何時も通りの事をしていたら、久しぶりにスピーカから流れてきた音楽。ベートーベンの交響曲第5番「運命」。初めて聴いた時のインパクトの強さ。学校の授業で聴いた時のつまらなさ。改めてCDを借りて聴いた時の感動。短調の曲な分引きずり込まれる力があり、短調の曲だけど、心の底から何か形に出来ない新たな気持ちが湧いてくる。精神的な疲れをちょっと癒してくれる曲。買ったCDで聴くのではない、偶然ラジオから流れてきた時に聴くことが出来た、これも一つの運命。何かを司る、何かを暗示する。日中身体を使って思いっきり働いた肉体的な疲れは眠るまで収まらないだろうけど、こういう静かに古の音楽を奏でる新たな演奏を聴くことが出来るのはやっぱり楽しい。好きなんだなぁって思える強さ。この日中の仕事のおかげでここ久しくネットサーフィンをしていない。掲示板巡りすらしていない。メールのチェックだけはメールアドレスを持っている者の身だしなみとして1日1回はするようにしているんだけど、ウェブの方はねぇ……明日早起きして時間をつくろうかなぁ……三日も掲示板をチェックしないって言うのはなかなかあることじゃないからね。それ程大きな事が起きている気はしないのだけど、以前もらったメールの関係上起きているような気もするな。何となく俺の中での記憶はエスカレートして大目に覚えている事が多い。それ程でも無いのに、一つ一つの形容詞に「とても」がついて記憶されてしまう。一時記憶ならかなり正確なのだろうけど、長時間のものになると、「とても」から逃れられない。時々この事に自分自身驚く。まぁ記憶なんてそんなものなのかもしれないけど。