卒業論文公聴会

卒業論文公聴会。俺は別にこれに研究内容を聴きたいと思って出席したわけではない。今回の公聴会で知りたかった一番の事は、生の雰囲気って奴だろうか。どんなペースで行われるのか? 誰が発表を聴くのか? どんな場所で行われるのか? 何を使って行われるのか? そういう事が一番知りたかった、そして知ることが出来たのは一番の収穫かもしれない。そしてもっと判ったのは、研究発表の内容は結局は研究者個人の力量みたいなものに還元し得るんだなぁって事。どこの研究室に居ようと、自信を持って意見を皆に伝えている人の発表は聴いていて聴きがいがある。反対に俺が気にしている所でも人によってそれ程の覇気を感じ無い発表もある。研究内容自体は研究室や直属の先生との強い相関があるのだろうけど、その発表の仕方は結局は慣れとかそんなもので片付けられる程度のものなのかもしれない。これが解っただけでも大収穫でしょう。今回の発表回で来年は多分自分の番なんだろうなって気持ちも強くなる。まぁどこへ行っても俺は俺。それなりに楽しんで色々な事に興味を持っていきたいな。