ケン・グリムウッド『リプレイ』

リプレイ (新潮文庫)

リプレイ (新潮文庫)

明日起こることが全くわからないから、今日の記録をとり明日への予定を立てる。将来的な目標を持ち、日々地下津ぢていく。それを繰り返すことで全く見えなかった未来が少しずつ自分のものに解る時間になっていく。日々が楽しいなぁと思える時間。自身の力で儂の時間を作っているのだから。どれだけ密度の濃いものにしていくか、どれだけ納得できることをしていくか。そんなことを考えているときが自分で未来を作っている。そうやって作っているからこそいまここに未来があるんです。
リミットのある有限な時間だけど、そこへ迫る手段や可能性は無限大。これはいつも変わらない、自身を少しでも素的にしていって。目指すべき先に近づいていく。やり直すことを考えるのではなく、今を見つめて次を選び取っていく。
繰り返しの日々ではない、全く同じ日は今という時間は二度とないのだから。毎日に幸せを感じる。