GameBoyAdvance『Mother1+2』

MOTHER 1+2

MOTHER 1+2

目の前に動く赤い帽子の男の子が、儂です。年齢なんて今の半分以下ですが、そんな時代を思い出しながら、世界を歩いていきます。一人だった道のりに仲間が加わります。それぞれの得意な面で目的を達しようと歩いてきました。プレイヤが引きずり込まれます。彼らの、こいつらの冒険ではなくて、儂自身がこの世界を旅しています。何も解らない世界の端っこみたいなところから、自分の足で時に乗り物で、少しずつ世界が広がっていきます。最初の一歩は近所の友達の何気ない一言でした。
目的を設定すると、それを達成した時が1つのクリアにはなります。ゲームってそれを設定しているから、区切りをつけることができます。プレイヤにもプレイヤキャラクタにも、その先があります。その後にも自身で目的を見つけては達成していきます。今の時の流れを物語にしていきます。いつも旅の途中であり、旅の終わりであり。ゲーム機の電源を切ったとしても、この先も冒険は続いていきます。
自分で終わりを決めるゲームでした、自身がゲームに入っていくゲームでした。物語の表現方法として、ゲームを使う可能性を教えてくれたような。3ヶ月間、TVゲームといえばこればかりやっていました。電源を切っていても時間が流れるようなゲームって素的です。