『雲のむこう、約束の場所』

詩を聴いてきました。思い出します。今までの時間を。上映中何度も体中を駆けめぐりました、背筋を伝わって脳に自身の奥底をふるわされるような。全く知らない風景なんですけどね。でも、知っているんです、あの時間は、あの想いは。今と違う、だけど今に続いている大切な想い。あのときに始まる。静かな約束。叶えようと続いている約束。
瞬間がありました。守りたいって想いが生まれました。この想いのためなら、今のこの世界全てと交換しても惜しくない。わしが今いるのもそいつがいるから、そいつが笑っている世界があるからわしも笑っていられる。体温を感じられる場所にはいないけど、どんな人よりももっとも近い人。
一人一人は世界であり、その世界同士が合わさって反応しあって、また世界を創る。世界はどうしようもなく一人だから、誰かに触れたいと思うし感じ合いたいと思う。さみしさでもありその綺麗さ潔さはとても心地よいとも思う。同じ雲のしたに同じ空を見ながら、同じ想いをもった人がいる。今までもそしてこれからも。そのために、そしてそれから。一人でいる時間を知っているから、一人ではない時を知っている。