室積光『小森課長の優雅な日々』

小森課長の優雅な日々

小森課長の優雅な日々

正義の名の下にってとても危険な考え方。目には目を歯には歯をって考え方もあるし、仇討ちって言葉が残ってもいる。幸せを振りまく人もいれば同じように不幸を振りまく人もいる。殺したいくらい憎らしい人もいるけど、いつもそばにいたいくらい愛しい人もいる。自らの正義が絶対なのかは、確定出来ない。
だからルールを作る。この枠の中ならOK。この枠からはみ出た場合、はみ出た割合に応じて対価を払ってもらう。悪いことしたら罰を与えるのは、目には目をって言葉とほぼ同義なんだね。その距離や対価すららルールにしなければ行けない。だが、例えルールを整備したとしてもそのルールでは決めきれないものが必ず出てくる。その決めきれないものをどう決めるか? いつも試されていること。
ルールを変えようという動きもある、手っ取り早くルールの解釈を変えようって動きはずっとずっとあり続けてきた。何が大切なのか、このルールはなんのために出来たのか。最初の気持ちは古くはならない。