夢見が嫌な朝

夢見が嫌な朝。目が覚めた瞬間ハッキリとは覚えていないのだけど、朧気な記憶とともにどうしようもない焦りと動機に襲われる。朝からちょっとだけブルーな気持ちになる。普段の想像では絶対にできないようなこと。今日一日にトラブルやアクシデントが起こりそうな予感。最初に布団から出るまでの勇気。出てしまえば暖房つけてもいいしさっさと着替えて下に降りてもいいし、温まる手段はいくらでもあるのだがその最初の一歩がなかなか。出ようかなもう少しいようかなって、まだ温かい布団の中で過ごす数分間朝の一分の価値。着替えたり布団を上げたり出動準備をしながら、ニュースと気象情報と今日の占いをチェック。カウントダウンって言われて自分の星座がワーストになっていたりするといつも以上に気を付けようって思い、トップにいると何か良いことないかなぁって普段よりも受信感度を上げて出動する。気象情報で傘を持っていくか? コートを着ていくかをチェック。まだ二枚で乗り切っている冬、室内がやたらと暖かいからこれでも十分。コートとジャンパと、そんなの観ているときにフリース地の上が欲しくなる友達が着ていると得にね。軽くて暖かそうで……まぁある物を着回す。意識しなくても出来ているローテーション。下で少し温まっていく。今日発売の週刊誌をチェックしつつ。読みたいものがあれば少し時間をとって立ち読み。朝一でスケジュールが無い時は大半をこの時間に読む。何かしたい時は帰りに立ち寄る。そうして自分の中でのリミットに合わせて本格的出動。定番であることのリズム。整っているからこそ、ステップが乱れずに済む実際。時間で組むスケジュールとToDoで組むスケジュール。一日の境目。