書くこと

書き出したい事、書きとめたい事、書き加えたい事、書き改めたいこと。ただ楽しいだけの時間、楽しいだけで価値がある。え? 価値なんてものを求めることすら意味薄いのかもしれない、意味を求めることと、価値を求めること、刹那を捕らえる感情、言葉として表現できるほど長い時間ではない、その時間を捕らえようと、言葉にするよりも短い感情に名前をつける、呪で封ずる。尺度が無いものの方が多い、だからこそ、数とか量とかで測ろうとし、その結果が多い少ないで安心を得ようとする。そもそも、最初に当てはめた数とか量は、モデルは正しいのか? そこから間違っていれば、その結果で得られるものも無い。では、間違っていることは、悪いことなのか? 良い悪いじゃない、だけど、安心したいときはある、何も無いような不安に刈られて、それでいて、何を求めているか自分自身がわかっていないことが……判った瞬間問題の半分以上は解決している、何を考えるべきなのか、どこから手をつけて良いのかが判ったのだから、進む方向がわかれば進める、現在位置がハッキリすれば進める。でも、進まなくてはいけないの? 全ての思考に反証がある。想像で、結果を想い描くことで、どちらの選択肢をとるかを選びつづけて行く、選んだことは常に後悔する、二つも三つも、複数の選択をすることができないのだから。何かを選ぶことは、何かを得ることは、同じように何かを失ってしまう。失うことを恐れては何も行動できない、等価として置き換えられる? ここで価値って言葉を当てはめることもなんか違う。裏が表で表が裏で。判らなくなりつつある感情をこうして言葉にすることで、封じこめる、今この瞬間の真実。時が流れたとき、これらをみて思い出してみる。戸惑ってもわからなくなっても、進むことができるのだろう。留まる勇気も生まれるのかもしれない。頑張らなくてよい、流れるように流れて行く全てのものたち。頑張らなくてはいけない、その流れすら自分自身で変化させる。