専門科目

専門科目、既に解いた問題をもう一度解く。覚えた事を覚え直す。忘れている事をこの時間を使って補完する。とりあえず、今の自分にやれるだけの事はやった。一番の不安は、覚えた事が、仕上げた範囲が、確認した事が発揮出来るかどうかって事。どれだけやっても、試験ってのは結果が全て。結果が伴わなければ、それまでにかけた時間も、整理し直して詰め込んだ事も、意味が無い。やった事はどこかで役に立つのかも知れないけど、今役に立ってくれなければ困るって時に役に立たない可能性だってあるのだ。でも、こればっかりは仕方の無い事かもしれない、とりあえず俺はその傾向が強くないってのが救いかな。在るか無いかは起きてみるまでは判らない、とりあえずは、完全に真っ白になった事が今までは無いって事だけ、そうならない為の試験勉強は毎回行って望んで来たし、今回もそう。でも起こってない事は、あくまでも仮定であり、つもりでしかない。これを書いている今はそれほど緊張はしていない。滑べり止めが決まった後の大学受験もあまり緊張しなかった。明日の午前9時、試験場にはどんな俺がいるのだろうか? 安心の為の過去問はやり尽くした。睡眠時間も今日はいつも通りとる予定。徹夜でやって頭が働かなかった試験は、中学校の頃でもう懲りた。なるようになるって思えるまではやれた事が嬉しい。この時点では自分を褒めてあげたい、さて明日の俺は自身に拍手する事が出来るかな。明日は少しだけ早く起きる。この一週間は明日のために、試験時間に完全に頭を働かせるために、早めに起きていた。8月頭には食べてなかった朝食を食べる習慣もつけて、照準を合わせて来た。それよりも、心持ち早く目を覚ましたい。目覚し時計の力を借りて、自信を再確認するために、思考言語を切替える準備をするために、明日の朝は英語の試験からはじまる。切替えるって言っても完全に切り替わる程英語はまだ出来ないけど、気合いの問題。夜の時間から朝の自分に向けて気合いを送る。目覚しベルに思いを託して。心地よい緊張感。襲って来る恐怖感。乗り越えたところに見えるものを見てみたい。