太田忠司『伯林水晶の謎』

シリーズ物の第三作。事件そのものももちろんだけど、キャラクタの魅力でも読ませてもらえるシリーズ。毎回興味深い道具がテーマになって進んで行く、海外の地名が漢字で読めるのもなかなか面白い。今回はクリスタル。それに歴史を貫く多きな時間の流れの存在。時は連続して流れているのだと言う事を改めて感じる。小説だからこそその時と言うものに対して完全にメタ視点に立てる。世界をより広く見ることが出来る。色々な事に応用して行きたい事。