時間決まりなし

別に、来る時間と帰る時間が決まっているわけではない。遅刻ってものも無ければ、早退って考えも、自分でスケジュールを組む事が出来る今の生活からは関係はない。自分が決めた時間に来て、自分が思う仕事をこなして、集中力が切れてきたなって思ったら一息入れて、それでも回復しないと思ったら、今日の業は終了する。たまたまそれがパターンに近いだけ。でも、逆に言えば、自分で決めた〆切だからこそ、自分で決めた行動だからこそ、しっかりとそいつをまっとうしたいと言う気持ちになる。誰に約束をしたわけでもなく、誰に決められたわけでもない物の重要性。ただ、雰囲気から言って、これを完全に実行しにくくさせるものがある。毎日来ないと行けない、公務員の提示までは行動表示板を「帰宅」にしてはいけない、誰も口にしない分、そういう雰囲気の漂いは一層強くなる。これ自体は別に悪いことではない。まだ4月だし、別に俺は行きたくないと思うことも無いから、空気が悪いなって思う事は時々あっても、その程度。あまり些細な事に影響されすぎたくは無い。俺自身、周りよりもかなり早めに来て、周りよりもちょっとだけ早めに帰るようにしている。誰に約束したわけでもない、自分が決めて自分で行動している事。そりゃぁ、もちろん、研究に使う時間が多く必要になれば、長く居る事も考える様になるんだろうけど、まだまだそれ程でも無い。今の所は、もっとも近い〆切に合わせて、とりあえず英語の論文を読んだり、計算機の使い方になれたりする事が主。ハッキリ言えば研究室じゃないと出来ない事は殆ど無いのかもしれない。だからこそ、集中力の与える影響を考える。今日はもう気持ちが乗らないなと思ったら、辞書を引く手をやめて、帰り支度をはじめる。実際周りよりも今日は四半時間早かった位だろうか……そんなもの。