鴻上尚史『恋愛王』

恋愛王

恋愛王

9年前に書かれた恋愛論。今でも妙になっとくさせられる所があり、それと同じ位今ではちょっと昔の話だなぁと思わせる所もある、だがやっぱり今でも通じる所の方が多い。恋愛と言うものが居かに大きく変われないかを物語る。恋愛には人それぞれ独特な形がある。これには正解も誤りもない。善も悪ももちろんない。けれど苦しさと、楽しさと、悲しさと、嬉しさと、感情と名付けられるものは全て在るのかもしれない。人の恋愛論を呼んで自分の恋愛論を確固たるものにしていく。こうやって考えていくことがもっとも大切な事なのだと俺は思う。