例えば

例えば色を表す言葉。様々な色を表す言葉はあるけど、日常会話で使っているのは12色の色鉛筆では余ってしまうくらいしか使っていない。白っぽい茶色とか、濃い青とか組み合わせて表現することで済ませてしまっている。買った物の色を問われて組み合わせでしか答えられない。時々、色が集まったホームページを覗いてみる。そこにある色の数々、普段使わないけど日本語の美しさを改めて思い出させる色。世界はいかに多くの色で構成されているのかを知る。木だって草だって一枚一枚色が違う、一枚の葉だけでも色は異なっている。それらの色が沢山あつまって構成される世界。ホームページの色も16の6乗の色を表現する事ができる。多くの色を使う面白さ、グラデーションをかける面白さ、色を限定する面白さ。例えば心を表す言葉。自分の心を自分で捕らえ、それに言葉としての形を与える。そうすることで伝える事ができる、残す事ができる、贈る事ができる。言葉になった心で改めて自分を見つめる。相手から届けられた言葉で心が震わされる、言葉の奥にある心を感じるからこそ、心が震える。歓喜の叫びを、喜びを伝えたくなり心を言葉に込める。伝えたいと想う気持ち、知りたいと想う気持ち。全てはここからはじまり、ここへ帰ってくる。永。