EUC

EUC(End User Computing)。

自分がどれだけ解っていても、それを伝える事のいかに難しい事か。とくにアプリケーションのの使い方となると、言葉だけでは説明しきれないものがある。図を描いてみれば数瞬の話が、言葉だけで伝えようとすると、延々と時間が必要になる。解ってくると、専門用語を使って説明してしまう、その専門用語が解らないとその説明からはじめなければいけなくなる。専門用語は、難しいことを言語化抽象化して伝達しやすくするために生まれたのだけど、その背景が伴わないと単なる難解な暗号に過ぎなくなる。その専門用語をなるべく使わずに、容易な言葉で伝え合う事。メーカのテレフォンセンタの人はこういう事を仕事にしているんだなぁと思うと、今の自分にはできないだけに、尊敬する。マニュアルはあるのだろうけど、決してそれだけじゃ終わらない相談ばかりだろうから。

自分が辿ってきた道を振り返ってその道を忘れない事の大切さ。その頃があるから今があるんだと言えるだけの自信。一解っている人が一答えるのではなく、十解っている人が一答えるような答えを出す。

エンジニアの玉子。情報工学を修めている私。だけど、それを修めてない人との橋渡しができないようならば、まだプロフェッショナルとは言えないのだろう。解らないってのは、何処が解らないかが解らないのが大半。そこが解れば調べることも考える事も訊くこともできるのだから、その何処が解らないかを一歩一歩だどれるだけの力を身につけたいと思う。質問してくれる事をどこまでも誠実に受け止める事を目指して。

私自身色々な失敗をしてきたし、つまずいてもきた、その毎に考えて自分で決めてきた。あきらめず進んでいる、そしてこれからも進んでいきたいと想う。自分自身に足りない所を発見すればそれを直せばいいんだと解る。現時点を認識して、次への目標をハッキリさせる。今までがあって、今があるからこそ、今からがある。言葉遊びでは済まない心をもち続けるためにも。

パソコンだけじゃない、初心を忘れない事は何に置いても大切な事なのだろう。自分の言葉で伝えるだけでなく、伝えたい相手に解る相手に解る言葉で伝える。伝えた言葉が伝わらなくとも、伝えたいという意志はしっかりと持ち続ける。そして相手が伝えてくれる事を心から受け止める。