場所の意味

俺が今どこにいるのか? 言わなければ誰にも解らない。場所って概念ですら、どんどんと意味が薄くなっていっている。この場所が内側なのか? それとも外側なのか? とらえ方次第で、どうとでもなる事。自分が決めるべき事。どこにいても、同じ事が出来るし、同じ事を思う事が出来る。考え方を少し変えるだけで、どちらでもとりようがある。どんどんと場所に依存する事が少なくなって来ている。曜日や時間だってそう。週末になれば研究室に入るのに鍵が要る事と、夜になれば部屋からでも、ダイアルアップが定額でかけられるようになる位の違い。この違いはそれほど大きなものではない。気分の問題と言ってしまえばそれまでの世界。自らが望んだ時間に、したい事、しなければいけない事、した方が良い事を、より行いやすい環境でこなしていく。その事すら、もちろん自分で決定する。休みたければ、疲れているなと自覚すれば休む。やらなければいけないなと思えば始める。志が弱くなれば、ずっと休みっぱなしだろうけど、ギリギリのラインで追い詰められる所まで追い詰める。結局、俺はどこにもいない。そして、ここにいる。こんな事をツラツラと書き続ける、誰も攻撃せず。何も生み出さず。どこにも行かない文章たち。言葉は排泄物って言う台詞を思い出す。ただ、そこにあるもの。そこにあろうとするもの。今日の行動を書き連ねるだけではない記録たち。だからだろう、日記と思って書いたことは無い。エッセィでも無い。自らの景色。故に不本意。これだけでページを更新し続ける事に。もっとミーハーな事も書きたい。ターゲットをしぼったようなファンページも作りたい。全てが希望でしかない現在。思えば始めた方がいいんだろうけど……動き出せていない。ふと、受験期の日記を読み返した自分がいる。懐かしくなる。