誠実

全てにおいて誠実である事って、なんて難しいのだろう。どんなに正しい事、素的な事をしても、それが伝わらなければ自己満足でしかないし。些細な言葉や行動が相手を深く傷つけることがある。謝るって事もまた同じくらい難しい、平謝りに謝るだけでは、逆に本気で反省しているのか、誠実性を疑われるから。自分が何を謝ってしまったのか、これを冷静に判断する事のなんと困難なことよ。人を傷つけた事が無い人なんて居ない。同じく、人から傷つけられた事の無い人なんて居ない。ここからどうするか?この場で満足してしまうのも一つの選択。ただ、それだと、分からない事はこれからもどんどんと増えて行くだろう。いつか破綻を来す可能性がある。もちろん、そういうのを乗り越えられる人は、何人も居る。この技は、身に付けておかないと苦労してしまうだろう。同じく、傷つく事、傷つく事を恐れず、もう一歩踏み込む方法もある。失いたく無い相手だからこそ、傷つける。傷ついた、傷つけられた、こういう話が出来る関係って言うのはとっても素的な世界。一つの段階を越えているのだから。定義付ける事は難しい、定義付かない事を、半ば無理矢理決めようと言うのだから、将来的には、珍しくない話になるのかも知れない。ある日、貴重な経験だったと振り返る事が出来る日が来るかも知れない。未来に誓う事も、不確かな約束も、夢を見ることも出来ない。だからこそ、夢をかなえようと努力する。結果はその後付いて来る。