支倉凍砂『狼と香辛料』III

狼と香辛料 (3) (電撃文庫)

狼と香辛料 (3) (電撃文庫)

心を追い込まないように。
相手をどこまでも信じてみる。
自分だけの力なんて測ることのできないくらい小さなものだし、相手をおもいやることでそんな想像力も湧いてくる。いつも高い視点から起きている物事を静かに自分のものとして、考えてみる。
私はあなたの何なのか? あなたは私の何なのか?
言葉で表現できる範囲は限られてしまうけど、言葉から生まれる想いは広い。
当たり前がここにあるしあわせ、手放したくない。
どれだけ病もうと、唯一必死になれる存在。