三島由紀夫『潮騒』

潮騒 (新潮文庫)

潮騒 (新潮文庫)

潮騒が響く所、静かになる所、
場面によって聴こえてくる。
小さな島だからこそ、いつも周りには海がある。

何かが起こる物語ではないのだけど、
男がいて、女がいて、それで物語はできる。
でも2人の物語と言うよりは、
1人の相手に出会って成長した人の物語なんだろうね。


200ページを越えない、500円にも満たない本を6時間以上かけてのんびりじっくり読む。
ある場面で立ち止まったり、
ゆっくり想像したり、
イメージを描いたり、
キャラクタを作って頭の中で演出したり
たった1つの本をのんびりこうやって読むのもまた楽しい。