笹本祐一『ARIEL』(8)

どんどんとキャラクタが活き活き活動しはじめ、キャラクタが自分自身の思いとパワーで行動するのを読むのは、やっぱり面白い。シリーズものを読む上で一番好きな所かもしれない。前の巻よりも今の巻、今の巻よりも次の巻が好きに成っているというのは。最近とっても元気が良いキャラが女子高生の四人組、まぁ一人は地球人では無いので正確に言うと違うのかもしれないが……東京から北海道へ行ってその翌日に熱海に行く。こういう計画そのものに俺はやられてしまった。すごいと思ってしまう、いかにもパワーの塊といったキャラ達。その先々で御都合主義的に事件が起こるのもまたナイス。何かドンドン面白くなるぞ、このシリーズ。