喬林知『今夜はマのつく大脱走』

この本は枕もとにおいておいて、毎夜少しずつ読み続けました。たいがい本は椅子に座ってよむのですが、こうやってナイトキャップとして読むのは久々です。途中やめられなくなって、ついつい夜更かししそうになったり、実際に夜更かしをしてしまったり。
少しずつストーリィが前に現れてきた気がします。シリーズも三作目ともなると方向性が決まってきたのでしょうか? 最初は言葉遊びと洒落で笑わせてもらってました。名前をつける感覚や1つの物事から連想する言葉に納得させられて笑わされていました。今回はいつも通りのお笑いもあったのですが、それよりも物語の展開に読まされました。ある日突然異世界へって感じな話は何作も読んだことはありますが。この物語がどのように進んでいくのか、シリーズ物の楽しさの1つはこういう時間の流れにあります。