夢野久作『ドグラ・マグラ』(上)

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

四大ミステリィのうちの一作いったいこれは何なんだ? 上下巻組のうちのまだ上巻しか読み終えていないけど、解らない。これだけ細かく書き込まれているのに、一体何が言いたいのかが解らない。ただ、読んでいて怖い、ものすごく怖い、どうしようもなく怖い。今自分が立っている事が不安定になるような感覚。タイトルも表紙のイラストも、妖しい妖しい、謎も構成も何から何までも妖しい。これもまた1つの面白さ。少しずつ下巻を読みはじめる。