榎木洋子『龍と魔法使い』外伝(1)

大好きなシリーズもいつか終わる時が来る。実質的にシリーズは龍の娘編で終わっていたし、その前の段階で一区切りついていたのだから。だが主人公タギの伝説は一応この巻をもって終了を迎える。自らの源をみつけだし、自らの幸福を存在を再び認識する、その為の旅。多分これから先も旅を続ける大魔法使いになるのだろうけど、作品として語られるのはここまで。作品としてシリーズとして大好きな作品。そしてとても思いで深い作品。ふと様々な場面が思い起こされ、作品とは全く関係無い面でも思い出されることも多い。いろいろな事を感じ考えさえられた大好きな作品がここに完結した。