1999-01-01から1ヶ月間の記事一覧

茅田砂胡『放浪の戦士』

放浪の戦士―デルフィニア戦記〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)作者: 茅田砂胡,沖麻実也出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1993/10/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 48回この商品を含むブログ (30件) を見る読んでいて久しぶりの本格的ファンタジィの予…

融雪白

他者の排泄物に 表を真っ黒にさせられながらも 一枚めくった 奥に潜む己は 自分の真の白さを 決して失わない 真を見る者へ 鮮烈な印象を残しつつ 数日の命をまっとうした己は あるべき姿へと帰っていく 魅惑的な姿を得る日を想って…… 天からの手紙を携える日…

笹本祐一『ARIEL』(10)

ARIEL(エリアル)〈10〉 (ソノラマ文庫)作者: 笹本祐一,鈴木雅久出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 1996/02メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る宇宙を飛び回り行く先々の星を飲み込みながら進んでいく竜。まさにソーズ&ソー…

芥川直木

芥川賞・直木賞が決まったらしい。毎年それ程注目してはいないのだけど、今回はチョット違う。俺が好きな作家の一人、宮部みゆきが直木賞に選ばれたのだから……受賞作「理由」はまだ読んでないし、気になるNOVELS「クロスファイア」も未読な俺だけど。文庫に…

北方謙三『肉迫』

肉迫 (角川文庫―ブラディ・ドール)作者: 北方謙三出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1990/03/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見るカッコイイ。科白の一つ一つが、情景描写の一場面が、登場人物の行動が緊迫感に満ち溢れ、人心地ついた瞬間は…

電車好き

線路が走り、駅が出来る。駅の周りに人が集まり、町が少しずつ大きくなる。旅人がふらりと立ちより、その町を心の地図に書き写しまた旅立って行く。”記念切手”を買った。新しい線路、”井原線”のイラストが入った、列車が描かれた綺麗な切手を。この線路は岡…

笹本祐一『ARIEL』(9)

ARIEL(エリアル)〈9〉 (ソノラマ文庫)作者: 笹本祐一,鈴木雅久出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 1995/07メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る今巻もどちらかと言うと地上よりも宇宙での話が中心に展開されるストーリィ。コン…

ラジオを聞く

今日はどうやら戦争時代の日本が、「敵国の言葉を使ってはいけませんよ」とか言う法律を施行した日らしい。何かラジオがさっきそんな事を喋っていた。それで終わらないのが視聴者参加型ラジオ番組のすごい所、今日の放送は片仮名言葉を使わずに放送してみま…

笹本祐一『ARIEL』(8)

ARIEL(エリアル)〈8〉 (ソノラマ文庫)作者: 笹本祐一,鈴木雅久出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 1993/09メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見るどんどんとキャラクタが活き活き活動しはじめ、キャラクタが自分自身の思いとパワ…

エアコン

俺の部屋にはストーヴが無い。あるのは部屋を暖かくも涼しくもしてくれるエアコンと、足先からポカポカと気持ちが良い炬燵だけだ。でも俺の部屋のエアコンはどうも暖かくするよりも涼しくする方が得意らしく、あのこの時期店に入った時に感じるムワッとした…

笹本祐一『ARIEL』(7)

ARIEL(エリアル)〈7〉 (ソノラマ文庫)作者: 笹本祐一,鈴木雅久出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 1991/10メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る今までコメディ路線が強かったけど、今回はその中にカッコよさがあった。地球の科…

冬期休暇おしまい

短いと思っていてやっぱり短かった、冬季休暇もおしまい。今日からまたいつも通り色々なものに追われ、それよりも少しだけ多くのものを、追いかける日々が始まる。いつ追いつけるのかも、いつ追いつかれるのかも分らないけど、俺に出来る事はそれ程多くは無…

部屋の中で

1日中部屋の中に居た日。買い出しに出かけても良かったが、昨日出たおかげで冷蔵庫の中はいっぱいになっているし。道は、昨日からの大雪でとても歩き回れる状態じゃ無いので、遊ぶ用も無いから外出もせずに、久しぶりに1日中部屋の中に居た日。もちろん部屋…

榎木洋子『天使の楽譜』サキト・シリーズ(2)

天使の楽譜 (コバルト文庫―サキト・シリーズ)作者: 榎木洋子,辻本めぐり出版社/メーカー: 集英社発売日: 1994/04メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見るこのシリーズは主人公がカッコイイ。ここまでスーパヒーローな高校生の男の子がいたら立つ手…

記録的な雪

どうやら、4年ぶりの大雪らしい。先ほどニュースでは平野部に降りはじめから65cmの積雪があったと言っていた。4年ぶりとなると俺がここに来てからははじめての記録的な豪雪になるのだろう。ホント窓から外を見るのが怖いくらい後から後から雪が降っている。…

笹本祐一『ARIEL』(6)

ARIEL(エリアル)〈6〉 (ソノラマ文庫)作者: 笹本祐一,鈴木雅久出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 1990/09メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見るお互いは普段表立って意識はしていないのだが、女性の全く知らない相手との縁談を…

笹本祐一『ARIEL』(5)

ARIEL(エリアル)〈5〉 (ソノラマ文庫)作者: 笹本祐一,鈴木雅久出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 1989/06メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る暫く止まっていた”ARIELシリーズ”久しぶりに読んでみた、暫く時間を置いて読むと…

大積雪

寒い寒いと思っていたら、案の定、雪だよ。平野部ではこの冬はじめて積もったらしいけど……こうして外出する予定がある日を狙ったかのように雪が積もらなくても良いではないか。目覚めて一瞬「今日どうし様か?」って考えたからね。どちらにしても、晩御飯の買…

気候の変化

山を一つ越えたことの、気候の変化にとても戸惑う。 実家とこっちの一番大きな違いなのかもしれない。こっちの風の強さは尋常じゃぁ無い、今も外で風鳴りが起きているのだから…… 先ほどまでは雷もなっていたし、雪のような雨のようなものがヴェランダ越しに…

キィボード

久しぶりに部屋のマシンに向かってディジタルでこれを記している。やっぱりこうやって続けてきたものだけにこの方が慣れている気がしてしまう。 久しく更新がストップしていたけどこれからまたゆっくりともとのペースに戻って行く予定。 年末に稼いだお金で…

そろそろだね

昨日の続きみたいな事を思っている。帰るのか?行くのか?生活の基盤が複数ある楽しさと複雑さ。俺にとってはどちらの移動でも帰るって感じが強い。根子そのものは長くそして深いところに植えているのであろうが、心の置き場はいったいどこだと言うのだろうか……

そろそろかな

こちらでするべき用事がほぼ片付いた。明日は手で持ちかえるものと送るものの分別位が残るだけ。ふっと考える。こっちでないと出来ない事と、こっちでは出来ない事を……物理的にも精神的にもこれらは確かに存在する。生活基盤が複数ある楽しさよ。

巡る

実家に帰った時に必ずする事の一つ、”古本屋巡り”。普段の生活ではなかなか難しいのでこういう機会に数件の古本屋を巡り歩く。何を探すわけではなく、ただ知っている古本屋を巡り総ての棚を一つ一つチェックするのがとても楽しい。その上今日は古本屋で長く…

集まる

今まで親戚の少ない俺だったが、従兄弟の結婚で義理の従兄弟が一気に増えた、同じ名字を持つ人が一気に増えたのだ。俺の次の世代にでもなれば、はとこ関係で一気に増えるのかもしれない。血が組織たてる、強い様で弱く、弱い様で強い絆。年始で親戚が集った…

血縁

鮮やかに黒きもの。 妖しく紅きもの。 絶え間無く刻みつづけるもの。 水よりも濃きもの。 永く永く受け継がれるもの。 血。 血の縁。

はじまり

何か特別な事をやるわけではなく、特別な事が起こるわけでも無い。同じ毎日の繰り返しなのだが、こういう風に記念日を作る事によって節目を作り、改めて思う機会を作り、また新しい出発をする。こういう意味でも、とても大切な日、それが正月。こういうとき…