笹本祐一『ARIEL』(9)

今巻もどちらかと言うと地上よりも宇宙での話が中心に展開されるストーリィ。コンピュータを使った電子戦の場面には自分が興味有る分野だけに、より一層惹きつけられて読んだ。一台のコンピュータと一つのプログラム、そしてタイマだけで大艦隊の肝をヒヤリとさせる戦術は読んでてとってもカッコイイ!!異星人にも様々な利害が絡み合い、思惑と一緒に結果を招いてくる。ドンパチがあるわけでは無いが、これも立派な戦争なのかもしれない。果たして勝者はいかに……?