笹本祐一『ARIEL』(10)

宇宙を飛び回り行く先々の星を飲み込みながら進んでいく竜。まさにソーズ&ソーサリィの世界だよ、竜の瞳・竜の背骨・竜の喉とバラバラにされていたものを集め復活させるって言う事が。その目的が宇宙征服ではなくて、己の強さを確かめる為と言うのがまた面白い。ドンドンとストーリィがシリアスな展開を迎え、その中に程よくラヴエッセンスを加えている。こういうのは読んでいて好きだなぁって読んでいて思う。コメディも弱ければARIELも出てこないけど、しっかりとシリーズ中の一編なんだよね。