チャイム

昼過ぎに鳴るチャイム。まだこんなにけたたましく慌ただしくチャイム鳴らす人が居たんだなぁ、宅配便のお兄さんだってここまで鳴らさない。誰かなぁっと思い魚眼レンズを覗くとそこにいたのが郵便配達人。「郵便配達人は二度ベルを鳴らす」って映画があったような記憶があるけど、見たことはない。まぁ今日のは二回なんかじゃ利かなかったけどね。驚いたぁあんな音聞くと。そのベルが鳴るまではやたらと隣の部屋が騒がしかったから、窓閉めた冬でもこんなに聞こえるんだなぁっと、騒がしさがリレーした感じ。郵便の配達が日曜日もあるとは知らなかった、届いたのは本。遠くに住む本友達との本の貸し借りの約束。前借りていたシリーズの続きが届いた。やっぱり本読むのって俺好き何だなぁ、そのとき机の上に広げていたもの全部片付けて早速読書タイムに入ったから。シリーズ番外編もシリーズ以外の作品も色々とあって面白い、エッセィ書いても何か惹きつけられる作家。インタビューは読んだことあったけど、あとがきとはまた違うエッセィ。あとがきよりもこっちの方が好きだな。旅愁に駆られる、この辺に立ち寄った記述は全くないけど、どんな土地に生きてもそこには歴史がある。今に続く脈々とした流れが。その流れを現代に描く作品。とっても懐深い。どんなことでも書けそうな縦と横の広がり。歴史の面白さ。馳せる思い。桑原水菜炎の蜃気楼