京極夏彦『邪魅の雫』

邪魅の雫 (講談社ノベルス)

邪魅の雫 (講談社ノベルス)

何が起きているのかを全体的に俯瞰してみようとする、
どこまでも客観的に物事をとらえようとする、
やろうとしてもなかなかできない、
客観的な視点はお金払ってでも欲しいもの。
できないのならば、とことん自分に拘る、
自分の中の自分の物語を語っていく。

自分の世界、自分が主人公、自分が楽しくありたい。
主人公が沢山あつまって、世間をつくっていく。
タイトルを付けて物語を紡ぐ以前に、
人はその名の物語を紡いでいる。