パトリシア・コーンウェル『検屍官』

検屍官 (講談社文庫)

検屍官 (講談社文庫)

何もないようなところにも、問題がある限り答えは導き出される。それが正解か不正解かはまた別として、問いが発せられれば何かが生まれる。生まれたものを再度見つめ直して自らの問いと掛け合わせ、照らし合わせて違うことに気が付いたら、また考えて試してみる。関連性の無い全てをつなげる細い線。それを途切れないように見失わないようにずっと辿っていったところにあいつはいる。