土鍋おこげで飯を炊く

米櫃からお米を一合。指先の力を丁寧に使って研ぐ。あまり研ぎすぎないように、白い中にも旨味があるってことを忘れない程度に研ぐ。適当に一息、しばらく水の中に潜ってもらう。どこまで水がしみこんだのかは解らないけど、点火。蓋を押しのけるかのごとく、白い煙が出てくるまで。赤子ないても蓋とるなと言うがごとく。そのまま。そして火を消し、しばらく蒸らす。底に少し焦げ目の付いたご飯が炊けている。
幼い頃実家には炊飯器がなかったので、いつも鍋でご飯を炊いていた。停電の日でも普通に炊いていたなぁと思い出した。昨日と今日でご飯の味が違う、昨日より美味しくしたいと思いつつ、浸ける時間や水の量や火加減やその他いろんな物を工夫する。楽しい。