表現技法が見え方考え方に及ぼす影響

考えるときってどんな方法で考えているのかはハッキリと解りません。ですが、その一瞬の閃きのようなアイディアを形として自分自身が知覚するときやまとめておくときは私の場合言葉になっています。これは言葉が最も携わる時期が古いからということも言えるのでしょうが、こうして毎日のように文章を書いていることもあると思います。画像を、人が作った画像をみると、この人は絵で考えをまとめる人なんだなぁと思うこともあります。音楽を聞いたときにこの人は音楽で自分を表現する人なんだなぁって思うこともあります。同じものを見ても見方が違うものだし、自分の表現方法によっては捕らえ方もまた違うんですよね。

最初に何で考えるか、世界をどういった方向から見ているのか。人の世界間がもっとも深くあらわれるところだと思っています。世界とどういった関わりをもつのか、って問いの自分から示すことのできる1つの答えなんでしょうね。

物を表現しはじめると、世界の見方が変わります。ちょうど日記を書くようになってから今の気持ちを日記に書けるかもって考えはじめるようになったのと同じなのでしょう。それが物を作ることの楽しさであり、1つの意味付けなんだとは思います。

そうは言っても、表現することがただ楽しいってのもあるのでしょうね。それが原点なんでしょう、やりたいからやっている。そうやってやっていたことにより、今の自分があり自分の見ている世界があります。誰のものでもない自分の時間が作り上げた1つの作品です。相手とのコミュニケーションとはこの世界同士の交流なんでしょう。お互いの世界に素的な影響を与えられるような世界交流はこれからも続けて行きたいものです。