この街の一番の違い。

生まれは広島、大学時代は鳥取ですごし、今こうして東京で生活をしている。この東京の一番違うところは、人間の数だと改めて思う。日本全体の人口はいまに減少に転じていくらしいけど、東京だけは人口が増え続けているのではないかと思うくらい人がいる。今まで住んでいた場所と比べてしまうから多いと感じるだけなのかもしれないけど。実際に住んでいる人口も多く、また仕事や学業のために東京に通っている人も多い。一体どれだけの人間がいるのだろうか。日本で一番人口が多い都市がここ東京。

人が多いから、仕事が生まれ物が集まり、店ができていく。当たり前なのかもしれないけど、素直なことがふっと口をついて出てくる。これだけの人がいると、向こうにいた頃と同じ位の人が私を知っていたとしても、約束なく遭遇する確率は格段に低くなる。走っている鉄道の駅をすべてあわせると多分500以上あって、その周りには何かしらのものがある。大きい駅には大きいなりの小さい駅でも小さいなりの、いくつかの線が交わるターミナルはまた大きくなっていく。

街に駅に歩いている人、車にのって移動している人。人を見ているだけで楽しい街。同じ道を通っていても、何かしらの発見がある。これだけの人間がいると、それだけの人生があって、今この瞬間満員電車に乗り合わせているんだなぁ、この駅を使っているんだなぁって思う私。これだけの人間模様を折り込んで街は生きて動いている、街のエネルギィの根本はやはり人なのだ。私のエネルギィもこの春からこの街で生きはじめた。