本屋での時間

修士論文の発表が終わって、本屋で過ごす時間が長くなったような気がしています。探している佐々木丸美の作品達。ゆっくり諦めずに探しているとこういう絶版になった本でも見つかるものです。4冊目を手に入れました。ただ、これはどうやらシリーズとして他作品との繋がりがあるらしいです。これを聞いてしまうと刊行順に読むのが面白いのかと考えてしまいます。でも、一冊一冊、本の形になっているのですからね。手に入れた順番に読むことでしょう。刊行順に読んだ人は、そこで感じられる所を強く感じられるから、そうやって読むことを進めるんでしょうし、そうでなくても楽しめる単位で切り取られたのが一冊って単位だと想っています。シリーズの通し番号が打たれた物は飛ばして読むと読みにくくなるかもしれませんが。それでいても、読める所がありますからね。だから世界背景の説明が各刊にあるのです。それがエンターテインメントの常なのかもしれませんが。

あと、本屋に「指輪物語」が平積みされているのをみて驚いています。私この作品を中学校のころに読みました。今の新訳文庫版がでてすぐの時です。もともとこういう世界観に興味がありましたからね。とても面白かったです。あれ以来通して読んだことはありませんが、今でも手元から離したくない作品なんです。これがどうやら映画になるらしいんです。あの壮大なトールキンの世界観を表現されているのでしょうか。もともと原作の大ファンだっただけに、映画も見に行ってみたいです。「ハリィポッタ」よりもこの「指輪物語」の方が私の方では古いんです。まぁ「ハリィポッタ」は未読なんですけど。「指輪物語」は文庫で読んだので、追補編も未読です。「ホビットの冒険」も未読。昔はこんな単語を検索エンジンにかけても数える程しか引っかからなかったのですが、今だとかなりの件数が引っかかるんでしょう。ブームがブームに終わらないことをファンタジィ好きとしては祈るだけです。読書は名作童話と言われるのが原体験でしょうが、それらを礎に、自分から選んだ作品の代表がこの「指輪物語」です。いつか私の読書遍歴を思い出せる限りまとめてみようかと想いました。