短歌あれこれ

いつの頃から横書きが好き読みなれた目にはもちろん耳にもいい
形ある歴史と形ない歴史に名を与えてここに留める
本質を求め考え言葉にして素直な心で逃げずに放つ
原作脚本主演監督昨日と今日はまるで違う日
ラストシーンに描かれた言葉 瞬間 作品世界へ私は旅立つ
Vivaldi 初めて買ったレコード初めて買った詩集は中也
吹雪と寒さ靴の中を濡らして出かけた今日 研究室へ
表現する一番の難さは目の力、純粋を選ぶ心の瞳
努力でようやく着いた頂上隣には更に高い山がある
時間がない心にゆとりも全くないそんなことだけ理由にしない
私の今の精一杯を瞬間の三十一文字に思いを託す
詠うことから見えてくるのは私自身 これでようやく次へ進める
どこまでを成したのか解るのが力 あるものはある、ないものはない
他人をみてあこがれるだけより自分をみてさらにさきへすすみたい
卒論時よりも成長してるけど視線の先はさらに遠くへ
とりあえず一段落がついた日の今日から次へと歩きはじめる
全員が終了した日 振り積もる思い出話に花を咲かせる
書かない日もあるからこそ 書く日にはさらに上手く書きたいと想う
前期入試日に思い出す時間 6年過ぎたこの地での暮らし
紛いなりにも三年もここに居たのだから果たす 自己責任を
筆記用具を一度手放すためにも データを全部Rに焼きます