落ちた?

ニューヨークに飛行機が落ちたらしい。先の事件の影響なのか、それとも全く別な事故なのか……。最初の報道から、先の事件の影響を危惧するような声が大きく響いていた。

今の時点ではどちらかはハッキリしたのかもしれないけど、続報に耳を傾けてないのできこえてこない。最初の一報で概要を確認して、一夜明けて図書館で新聞を確認して、ある程度の情報を仕入れた所で積極的に動くことはやめている。事故だろうが、テロ事件だろうが、私の中では多くの人間の命が失われた事が大きい。こうやって事故が起きた現実がありながらも、私は今日も今日とて研究室でプログラミングに懸命になれている日常に奇跡を感じる。同じくらい同じ地球上での出来事と言うことを忘れそうになりそうな現実感に恐怖も感じる。

命を奪おうという行為は、賛成反対だとか言う以前に嫌だ。私がまだ生きていたいから、今生きているって事がとてもとても好きだから。どうしようもなく辛い事もあるし、歩いている道もやらなければいけない事が多い現実に負けそうにもなるけど、それでも私は生きていたい。多くの人が生きていたいと思っているはずだからこそ、相手の命を奪う好意には激しい嫌悪感を覚える。

私は私に出来る事をするだけ。技術屋には技術屋だから出来る対策があるはずだし、ネット環境にあるものだから出来ることだって、学生だから出来ることだってあるはずだから。小さな事かもしれない。小さいからやらないじゃなくて、自分が出来る事を自分でやる。私は私の選択に責任を持ち続けたいのだ。殴られたら殴り返すやられたらやり返すのは拙い論理だと思う。それらを乗り越える手段を私達は学んでいるはず。ケチなプライドとか、どうすれば上手くいくかとか、何をやれば儲かるかは置いて置いて、自分であり続けたい。