育英会

私は毎月日本育英会から奨学金を借りている。無利子の第一種奨学金は私よりも学業成績が上の人が沢山居たので、貰う事はできなかったのだか。有利子の第二種奨学金は定員の内に入る事ができて、借りる事ができた。

大学に入学したときには大学院まで進学する事は全く考えてなかったので、学部四生の時に進学したいと言う話をした時に、授業料と生活費の事で話し合いになった。その時の話で生活費は奨学金で賄う事になり、申請して定員に入れなかったらどうしようかと少し心配に思った事もあったけど、何とか今もこうして毎月奨学金を借りている。何とか生活できる額、日々の生活にゆとりがあるとは言えないくらいで、大きな物を買おうと思うと今までの貯金と相談しなければいけないくらいの額。

学生生活が終わったらこの奨学金を返し初めて、2間かけて借りたお金を15くらいかけて返し続ける。先代のパソコンを買ったときが3間かけて月賦を払ったのだから、その5倍近い期間をかけて返す。私が貰っている奨学金も何か前まで奨学生だった人が返してくれているお金。私が返すお金もその時の奨学生の学費にあてられる。こうしてお金がまわってくる事が短い期間で実感出来るのが奨学金

今、特殊法人改革って事で日本育英会もその対象になっているとかなっていないとか。この特殊法人改革ってのは、法人ってくくりだったものを民間に任せてしまおうっていう政策らしいけど、本質的な所はよく解ってない。極端から極端に動く事はないだろうけど、結局責任を分散させようって事なんだろうか? ある程度自分に身近な事でこの程度だからなぁ。

奨学金は先にお金を貰う、金は後にお金を貰う。先に貰う方は責任から返さなければって気持ちになるけど、後の場合はきちんともらえるのかなぁ、このご時世でも。同じ尺度で考えられるものじゃぁないんだろうけど、ふっとそんな事を考えた。