msn

msnのウェブページは「マイクロソフト製のブラウザでないと正しく表示できません」と言った旨の表示が出るようになったらしい。IntenetExplorerではない新しい、MSNExplorerとか言う名前のブラウザ(?)が無料でダウンロードできるようになったと言った記事を、ウェブメールをチェックするときのgooのページで知った。何でもこのブラウザはWindowsにしか対応してないらしい。その記事を表示させるのに使っていたブラウザはNetscapeNabigator、OSはMac9.2。msnのウェブページにアクセスしてみると、記事通りの表示だった。研究室内のMacブラウジングをしていたので、普段使用してないIEを起ちあげることも考えたけど、そこまでして見てみたいとも思わなかったのですぐにブラウザの「戻る」ボタンを押した。

誰もが、どんな環境でも情報にアクセスできることが、インターネットの中のWWWだったはずなのに、こうやって見ることのできないウェブページが増えていっている。気になっていた携帯電話にだけ対応しているページもそう、今日のようなマイクロソフト製ではないと見られないページもそう。携帯電話の方は、私が今書いている言語であるXHTMLBasicへの対応を決めたって記事を読んだ事があるので、次世代からは解決されるのかもしれないけど、マイクロソフト製だけのページは時代の流れの逆を行っているように感じた。

障害を持つ人のインターネット講習会の手伝いをボランティアでしたことがある。耳が聞こえない人、目が見えない人、手が不自由な人、足が不自由な人、どんな人でもインターネットを介することでコミュニケーションをとることができる、人と人とを繋げる事ができるって事を実感したボランティア。喋るパソコンで記事を喋って貰いながらメールやブラウジングを楽しむ人を私は観ている。「lynx」に代表されるようなテキストブラウザブラウジングしている人も、WindowsだけでなくMacLinuxをつかっている人も、まだ大勢いる。

誰でも近づく事が許されている、どんな人でも情報にアクセスできる事がインターネットのWWWだったはずなのに、近づくことを拒否するかの様なサイトが増えている。言語の壁は実用化可能な自動翻訳が商品化されてない現時点では仕方がないのかも知れない、だけど同じ日本語を解する同士なのに読めないページが増えているのはいかがなものか。どんなアプリケーションを使うのも個人の自由だと思う、でも何を使おうとも認める秩序があって欲しい。