瞬間

瞬断を考慮して、24時間稼働しておくべきマシンにはUPSを付けておくべきなのだろう。だけど、そのUPSでもどうしようもないのが、長時間の停電。UPSだけじゃ支えきれなくなるからね。

今週末は学部棟がすべて停電らしい。こうしてここで自分のパソコンは動いているのに、研究室には電気が来ていないってのは、不思議な気分。ここの電気よりも研究室の電気の方が使っているからね。私が寝ている時でも、計算機は延々と計算を続けている。私がプログラミングをしているときでも、別なCPUを使ってシミュレーションを続けている。延々と休む間も無く計算、計算。これだけ長期間CPUを回していると、CPUのクロックの差が目に見える時間で実感出来る。計算結果を出力するのに1日かかるか、半日で済むかってなると全然違うからね。

そんな事ができなくなる。電気工事みたいだけどね。いかに電気に頼り切っているかを実感するとき。冬じゃなくてよかったよ。論文の〆切が近くなると、2日の停電が計算だけじゃなくて、気持ちを停めてしまうからね。そうならないように、今はしっかりと準備の時期。毎この時期に入ってくる新しいパソコンをセットアップして、OSを乗せ変えたり、ネットワークの仲間入りをさせたり。こうやってインストールとセットアップ作業はかなり自分にとって勉強になっている。研究そのものよりも、この先使う事が多い技術なんじゃないかな。詳しい事が完全に解るようになるよりも、何をやっているのかを理解するようになりたい。何を調べればどれを変えれば満足出来る設定になるのかを学んでおきたい。そういう下地がしっかりとあると、何でも簡単に積み上げる事ができるんだろうからね。

主に使っているのはMac、開発環境はLinuxの二刀流。インストールしたのは、この開発環境のLinux、実験もLinuxWindowsもシェアは広いし、職場はこっちの方が多いみたいだから、勉強しておきたいなってことで、今日は一からのインストールを体験。大きな流れはLinuxのインストールと変わらないけど、インストールにLinuxと比べてやたら時間がかかる印象。

いつもは、動かして変える計算機を今日は、インストールだけして、すべて電源を落として帰りました。