火曜日

毎週火曜日の2115からNHKで放映している番組「プロジェクトX」。部屋ではTVを点けずにいる時間の方が長いけど、この時間に部屋にいれば観ているって番組はいくつかあって、その中の1つがこの番組。毎週そのものはメジャだけど、そのプロジェクトに参加した人はマイナなプロジェクトを1つとりあげて紹介していく番組。その物があるってかなり知られているって事は、成功したプロジェクトだけをとりあげているのだが、その成功にたどり着くまでの紆余曲折は自分の内側を心地よく触発してくれて、観ていて面白い。

その番組の2週連続で取り上げられたのが、今日打ち上げられたH2Aロケットの前進であるH2ロケットだった。もともと空は好きな私なので、これらの回はいつもよりも番組に惹きつけられた。日本のロケット開発のはじまりから、一端プロジェクトは中断し、そしてまた再開したプロジェクト。多くの分野のエキスパートが集まり完成させたプロジェクト。その大まかな流れを知っているから、だろう今日の打ち上げのニュースは聞いていてより深く入る事ができたように思う。ロケット一機に様々な人の想いが込められている事を、同じ飛ばすでもよりよく飛ばす事を目指している事を、ニュースを聞くだけよりもよりリアリティを持って想像できたから。が明けると、二号機三号機の打ち上げが待っているらしい。それらの成功も願うばかりである。

人類が初の有人動力飛行に成功してまだ100を経過していない現在。人は空からそのそらの天辺にまで達するようになった。ただ、視線の届く先はまだ広く遠い。この先には何があるのか、夜空を見上げて想像するのもまた面白い。